経験は最大の武器

看護師が転職する場合、面接で聞かれるのはどんな看護ができますかというものです。言葉の内容は違えど、今のあなたならどのような仕事ができるかどうかを聞いて来るのです。
意外に思うかもしれませんが、この質問にすぐに答えることのできる人は少ないと言います。また、答えられたとしても、採用担当者が思っているような答えではないことも多いと言います。
これは、採用においてとても大切な質問です。ですから、すぐに的確な答えができれば、あなたの転職は6割は成功したと見て良いでしょう。では、どうしてほとんどの人はうまく答えることができないのでしょうか。理由は簡単です。看護師としての自分をきちんと把握していないからです。
みんな誰しも、自分のことは自分が一番良くわかっていると思っています。確かにそうかもしれませんが、良くわかっていると思うがゆえに、きちんと自分自身と向き合うということをめったにしません。
転職のためには新しい職場に対して、自分がどれだけ採用する意義のある人材であるかをアピールする必要があります。そのためには、自分の看護師としての強みを明確に把握しておく必要があります。
看護師としてのこれまでのあなたの経験は、言うまでもなく看護師として今後働くための最大の武器となります。きちんと把握して、それを有用に使いましょう。
最初にするのは、これまでの自分の看護師としての経験を時系列で髪などに書き出してみることです。最近では転職エージェントやその他のサイトでキャリアの棚卸しシートをダウンロードできるので使ってみても良いでしょう。
今の職場に入職して、どのような診療科で、どのような業務を経験してきたのか。その業務の中でどのような出来事があったのか。それに対してどのように対処してきたのかを、ごく些細なことでも構わないので紙に書き出していきましょう。
あなた自身が取るに足らないことと思っているような出来事でも、採用担当者にとっては注目すべき点であったりすることもあります。この作業で手を抜いてはいけません。
こうして自分のキャリアを振り返ってみると、自分がそれまで考えたことのなかったことが客観的に見えてくることもあります。また、そうすることによって自分がどのような職場に適正があるのかも見えてくるでしょう。
その上で自分が今後どのような看護師になりたいのかを問いかけていけば、目指すべき職場がどういったものなのかが見えてくるはずです。

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